インバウンドの本格回復へ、観光関係者は大きな期待を寄せています。
(河野有紀記者)
「高松空港の国際線が再開して初の週末。高松市の「やしまーる」には多くの韓国人観光客が訪れています」
(韓国人観光客は…)
「(香川は)初めてです。景色が良い。本当に良いです」
「うどん、いただきます!(美味しい?)美味しいですね。楽しいですね」
新型コロナの影響で運休していたソウル線が再開し、2年9ヵ月ぶりに動き出した高松空港の国際線。香川県などによりますと12月の予約率は、76%と好調で、今後も韓国からの観光客が多く香川を訪れる見通しです。
(マルイ観光バス 飯間正照社長)
「日本に来たいというニーズがすごく高いようで、飛行機の搭乗率も高い。バスも満席に近い状態で運行。今は紅葉の時期なので、紅葉の景色を、写真を撮ったりして楽しんでいる」
高松市の新たなシンボルとして2022年8月にオープンした、屋島山上交流拠点施設、「やしまーる」です。韓国からのツアー客を請け負うマルイ観光バスの飯間社長によりますと、コロナ禍前にはなかった観光スポットとして、海を見渡す絶景が人気を集めているということです。
11月27日もツアー客を中心に多くの韓国人観光客が訪れていて、関係者たちはインバウンドの本格回復へ期待を膨らませています。
(れいがん茶屋 森静家社長)
「きのう(土曜日)もたくさん来ていたし、きょう(日曜日)も来ていたのですごく喜んでいる。やはり、来てもらえると何かしら消費してもらえるので、ぜひ、大勢来てもらいたい」
(やしまーる 広瀬杏子さん)
「外国人観光客が来てもいいように、翻訳したものなど準備している。これから色んな人に来てもらって、より活性化していけば」
高松空港では残る3つの国際線のうち、2023年1月19日から台北線が再開する予定で、県内の観光業界にはさらなる追い風になりそうです。