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レストランバス運行開始 新しい東京観光に出発

東京都内を巡る新しい形の観光バスが登場しました。車窓から変化を続ける東京の街を眺めながら、シェフが腕を振るう料理を楽しむことができるツアーです。

 高速バス大手のウィラーが10月から通年運行を開始した「東京レストランバス」は、東京タワーや東京レインボーブリッジなど、都内の観光名所を巡りながら車内で食事を楽しむ新しいツアーです。食事をするバスの2階は天井が透明な屋根になっていて、車内はとても明るく、夜は間接照明などで落ち着いた雰囲気が演出されます。また、バスならではの工夫もされています。テーブルには車が揺れても飲み物がこぼれないように専用スタンドが設けられ、食器の下には滑り止めのマットも用意されています。

 いつもより少し高い目線で景色を眺めつつバス車内でくつろいでいると、提供が始まったのは本格的なフランス料理のコースです。メニューは季節によって変わり、四季折々の食材と景色を楽しむことができます。バスの1階でシェフが腕を振るい、出来立ての料理が提供されます。ステーキ肉も軟らかく、味もさっぱりしたおいしさです。そして、何といっても東京の街を眺めながらという特別感があります。

 さらに、このレストランバスには東京観光を楽しめるよう、天気がいい時は透明な屋根が開放され、ダイナミックな景色が目に飛び込んできます。真下から見る東京タワーは迫力満点です。また、夜は大人のムードになり、きらびやかな夜の街を満喫することができます。

 レストランバスを運行するウィラーは、東京の魅力を肌で感じてほしいとして「一番大きいのは、東京は変化に富んだ非常に面白い街ということ。乗ったら『こんな驚きがあった!』というライブ感を肌で感じてもらいたい、これをきちんと作り上げることで、本当に喜んでもらえるものになると思う」(平山幸司社長)と話しています。

 これからの行楽シーズンは、シェフ自慢の料理に舌鼓を打ちながら「新しい東京」を探してみるのも楽しいかもしれません。

<今後も拡大 ヘルシーさで外国人観光客も狙う>

 今回のフランス料理のコースは、カロリーを通常の半分ほどに抑えていて、増えている健康志向の人々や外国人観光客をターゲットに、ヘルシーメニューにこだわったということです。運行するバスは11月中旬以降に2台に増え、今後は和食のコースも登場する予定だということです。

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